東北大学知財セミナー(第22~24回)のお知らせ

4~5月の第19~21回に引き続きまして、6~8月に以下の第22~24回の東北大学知財セミナーを開催します。
知財にご興味のある方は、ぜひ情報収集の場としてご活用ください。

【セミナー申込サイト】
第22回 6/17【米国知的財産法の近時の動向-注目判決を題材として】
第23回 7/12【こんなに違う!ここに注意!中国特許法制度の基礎-エンフォースメントを中心に】
第24回 8/5 【これさえ押さえれば大丈夫!EPOにおける進歩性の勘所】
※ オンラインで実施します(無料)。
※ お申し込みは、開催日の2日前まで可能です。申込方法はこちらでご確認ください。
※ 第22~24回は、セミナーの様子を録画したものを、数日間、参加申込をいただいた方に限定公開します(見逃し配信)。
ただし、機器の状態により適切に録画ができなかった場合において、見逃し配信を中止することがありますので、ご了承願います。

【セミナーの日時・講師・内容】
◎第22回 2022年6月17日(金) 15:00-16:30
「米国知的財産法の近時の動向―注目判決を題材としてー」
講師:荒木法律事務所代表弁護士 荒木 昭子 弁護士・弁理士・米国弁護士(カリフォルニア州) (東北大学法科大学院2009年修了)
概要:米国知的財産分野の注目判決を題材として、日本法とも比較しつつ、米国の知財分野の注目すべき動向を解説します。
①米国特許法101条の特許適格性要件(日本の発明該当性に相当)に関するAmerican Axle事件のCAFC判決、
②「AIが発明者となることができるか」という点が世界的に問題となったDABUS事件の米国での連邦地裁判決、
③ソフトウェアの著作権保護やフェアユース法理の適用が問題となったGoogle v. Oracle事件の最高裁判決などを取り上げます。

◎第23回 2022年7月12日(火) 15:00-16:30 
「こんなに違う!ここに注意!中国特許法制度の基礎‐エンフォースメントを中心に‐」
講師:IP FORWARD法律特許事務所  本橋たえ子 弁護士
概要:本セミナーは、中国の特許法制度のうち、特に、権利化後のエンフォースメントの側面にフォーカスし、日本の特許法制度との異同について理解を深めて頂くことを目標とします。前半では、まず、中国における特許権の権利行使制度(無効審判を含む)の全体像について、初めて中国法に触れる方にも分かりやすく概説し、後半は、権利解釈等に関する論点をいくつか取り上げ、近時の裁判例を交えながら解説致します。

◎第24回 2022年8月5日(金) 15:00-16:30
「これさえ押さえれば大丈夫!EPOにおける進歩性の勘所」
講師:ヴィンター・ブランドルet al特許・法律事務所 長谷川 寛 日本弁理士・欧州特許弁理士・ドイツ弁理士
概要:欧州特許庁の進歩性の判断は、日本と異なり、課題解決アプローチという手法に基づきます。そのため、欧州特許庁に対し、日本と同じ対応をすると進歩性の主張が通り難くなる場合があります。本セミナーでは、課題解決アプローチの基本的な考え方、欧州特許庁に対しとるべき対応について、具体例を用いて説明します。また、発明の効果と進歩性との関係、進歩性をサポートする実験データの追加といった論点も併せて解説します。

【参加資格・参加可能人数】
知的財産に興味のある方ならどなたでもご参加いただけます。 申込順に250名までご参加可能です。

【使用するオンライン会議システム】
Microsoft Teams(Teamsのアプリをダウンロードしていなくても参加可能です。)を予定。

【企画・司会】
国立大学法人東北大学大学院法学研究科 戸次

【主催】
国立大学法人東北大学産学連携機構

【後援】
一般社団法人宮城県発明協会

* 本セミナーは、公益社団法人KDDI財団の2022年度社会的・文化的諸活動助成を受けて実施しています。

【問い合わせ先】
東北大学 産学連携機構企画室 特任教授 神山shigeki.kamiyama.b8★tohoku.ac.jp
東北大学 法学研究科 教授 戸次(べっき) kazuo.bekki.d7★tohoku.ac.jp
(★を@に変えて送信して下さい)